チームメンバーが増えても安心はできません。
「思っていたのと違うな」と感じて、チームを去っていく人も出てきます。
旧知の仲であっても、仕事、家庭の都合で去ることもあります。
チーム運営をする上では、メンバーの定着率を上げる努力も必要です。
今回は「定着率アップ」についてお話します。
メンバーが辞める理由
メンバーが辞める理由は様々です。
ざっくり並べると・・・
- 仕事が忙しい
- 引っ越しする
- 子供ができた
- 親の介護
こんなところです。
実際には理由を言うケースばかりではなく、何も言わずに辞めるケースもあります。
また、潜在的にある辞める理由はおそらく以下の通りです。
- 草野球に興味が無くなった
- 他にやりたいことがある
- メンバーとそりが合わない
- 他のチームの方が面白そう
あまり聞きたくないでしょうが、実際の理由はこんなところです。
「引っ越し」「介護」「子供の世話」などの理由は正直どうしようもありません。
しかし、時が経てば参加できる余地も十分にあります。
辞める必要はありません。休部で事足ります。
結局、草野球もしくはチームに対するモチベーションが下がっているのです。
どうしようもない理由を除いて、理由をチェックしていきましょう。
問題を少しづつ改善していくしかありません。
結果、メンバーの定着率を上げることができます。
辞める原因を考える【メンバー間の不和】
メンバー同士の仲が良くないのは大問題です。
しかし、こればかりは完璧に解決するのは難しいです。
できることからやっていきましょう。
仲が良くない原因は色々考えられます。
草野球チームという色んな人が集まる環境の場合、お互いの理解不足が原因の1つと考えられます。
人は第一印象を捨て去ることが難しいです。
第一印象で合う合わないを判断しがちです。
合わないと思うと、その人の悪いところばかり目についてしまいます。
結果、不安要素の出来上がりです。
チーム運営の立場として、無理に両者を引き合わせるのは得策ではありません。
まず心がけるのは、メンバー1人1人の趣味、人柄、野球スタイルなどをしっかり把握することです。
他のメンバーにもリサーチをお願いして、その人がどういう人なのか把握しましょう。
趣味が同じなら、それとなく引き合わせるのも良いと思います。
これをきっかけに適度な関係を構築できれば問題ありません。
話のきっかけを与えるのは有効な手段です。
草野球チームに必要以上の人間関係は必要ありません。
ちょっと話が合う話題があるだけで、だいぶ関係は変わります。
人柄の合う合わないは冷静に対処すれば、問題を回避できます。
不快に感じる手前または後でフォローをすればいいのです。
以下、ありがちな人を挙げてます。
・物言いのきつい人
性格や育ちの問題か、物言いのきつい人がいます。
本人は全く意識していないと思います。
これを嫌がる人は多いです。
特に、最近の若い子は大人しいので、このタイプの目上の人を嫌がります。
ポイントはフォローです。
会話の切れ目でちょっと笑わせるようなことをしたりして、場を和ませましょう。
時には、矛先を自分に向けさせるのも手です。
若い子には、このあたりの機転を利かせることに不慣れです。
しっかりフォローしましょう。
これらが自然の流れでできるようになれば、物言いのきつい人への対処は問題ないと思います。
物言いのきつい人は、話している相手が嫌いと思っているわけではありません。
ただただ口が悪いだけですw
こういう人は慣れれば大したことではありません。
ちょっとフォローすれば不和は生まれにくくなります。
1人では難しいので、中心メンバーで意思疎通をしておくといいです。
他にも、自己主張が激しい人は嫌われる傾向にあります。
私も好きではありません。
空気読めと思ってしまいますw
・自己主張の激しい人
自己主張の激しい人は「自分が話題の中心」ではないと落ち着かないのです。
その人が何か発言しているときは、とりあえず話をさせてあげましょう。
間違っても反論しないようにしましょう。
仮に間違っていたとしても、適度に相槌を打っておけば問題ありません。
ここでただ相槌を打つのではなく、その人の主張を裏付けるような情報を補足すると、その人はいい気分になります。
そして、話題をチェンジしましょう。
いい気分にさせておけば、問題なく次の話題に移行できます。
大切なのは、話の場を提供して、主導権を握らせることです。
そして、その人が満足できるようなフォローをしましょう。
そうすれば、いかに自己主張が激しい人でも、他の人の話を聞いてくれます。
自己主張が激しい人が嫌われるのは、人の話を聞かないからです。
そのため、その人が延々と喋ってしまいます。
そういう状況は全力で回避しましょう。
会話の流れを掴んで、相槌、フォロー、話題チェンジを駆使して、みんなが会話を楽しめるように、運営側は気を回す必要があります。
「あ、この人はこういう対応をすればいいのか。」
「正直この人苦手だけど、他のみんなは気を使ってくれるしあまり気にしないようにしよう。」
と、思ってくれれば成功です。
まとめ
メンバーの不和はどうしても起こります。
みなさん大人なので表に出すことはないと思います。
しっかり観察して、見えない不和を見つけてください。
早めに対処するのがポイントです。
おのずとメンバーの定着率も上がります。
非常に細かいことですが、少しでも定着率を上げるための努力はするべきです。
特にメンバーの不和はチーム崩壊のリスクになります。
次回は引き続いて、メンバーが辞める理由を探って、定着率をアップさせる方法についてお話したいと思います。