草野球チームを作ろう ⑦会計管理

チーム運営するためには、お金が必要です。

必然的に会計管理の仕方を考える必要があります。

 

草野球チームの資金は全て部費で賄われています。

部費をどのように徴収するのか検討しましょう。

 


必要経費


草野球チーム運営にかかる経費は以下のとおりです。

 

  • グラウンド費用
  • 審判費用(※審判なしの場合は不要)
  • 用具・備品購入費用
  • HP管理費用(※HP管理が有料の場合のみ)

 

他にもチーム事情により必要な経費が発生します。

例えば、私設リーグ参加費、用具運搬費用(ガソリン代など)です。

 


会計管理の考え方


草野球チームは営利目的ではありません。

大きなプラス収支は必要ありません。

若干のプラス会計になればOKです。

 

メンバーから徴収する部費で全ての経費を賄います。

 

部費をいくら徴収するのか?

部費をどのように徴収するのか?

 

まずは、いくつか徴収方法をご紹介します。

 


部費徴収方法


・当日完結型

当日に全て賄う方法です。

つまり、グラウンド代・審判代などの費用を参加人数で割ります。

割った額をその日に徴収する方法です。

一番シンプルな方法で、出来立てのチームには適しています。

 

用具・備品費用など、不意の支出が発生する場合には、参加率の高い人から臨時で徴収する方法を取るチームが多いそうです。

 

・年間一括徴収型

チーム歴が長いチームはこの方式を取っているチームが多いです。

場合によっては、年間ではなく半期ごとに徴収します。

活動頻度の多いチームは用具・備品の消耗が激しいです。

そのため、まとまった資金を管理できるこの方式は適しています。

 

多くのお金を預かる必要があるため、会計管理は信頼できる人に頼みましょう。

そして、必ず予算を組んで運用することをおすすめします。

毎年の会計報告をチェックすれば、予算配分は難しくありません。

 

・当日一律徴収型

当日、参加者から一定のお金を徴収する方式です。

例えば、1人1000円徴収して、グラウンド代などを支払い、余った分を貯めておくやり方です。

メンバーの参加頻度にばらつきがある場合、この方式のほうが不公平が生まれにくいです。

用具・備品を購入する際にもある程度対応できます。

 

当日助っ人さんが多いと部費が少なくなります。

メンバー構成によって赤字になる日が出てきてしまいます。

 


各方式のメリット・デメリット


・当日完結型

メリット

会計管理が容易

出来立てのチームでも赤字になりにくい

デメリット

不意の支出が発生する度に臨時徴収する必要がある

まとまった資金ができない

参加メンバーの支払額が一定しない

 

・年間一括徴収型

メリット

まとまった資金がある

不意の支出に対応しやすい

デメリット

参加頻度にばらつきがあると不公平になる

会計担当者の責任が重い

 

・当日一律徴収型

メリット

参加頻度にかかわらず公平である

デメリット

当日のメンバー構成によって赤字になる可能性がある

 


おすすめの方式


最終的には「年間一括徴収型」を目指すべきです。

「当日一律徴収型」はデメリットが少ないですが、メリットも少ないです。

また、「当日完結型」は一番シンプルですがデメリットが多いです。

 

チーム発足時は「当日完結型」で運用すべきです。

1、2年すれば、どのくらい経費がかかるか見えてきます。

その上で、メンバーの参加頻度をチェックしましょう。

参加頻度が安定しているなら「年間一括徴収型」を採用。

参加頻度にばらつきがある場合には「当日一律徴収型」を採用。

 

このようにチームの状況に合わせて、会計管理の方法を検討しましょう。

 

ちなみに私のチームは「当日一律徴収型」を採用しています。

私のチームは参加品頻度にばらつきがあるため、「年間一括徴収型」を採用していません。

もしも「当日一律徴収型」を採用しているチームで、運用がうまくできていない場合は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?

 

『年会費』として用具備品費用を徴収する方法です。

具体的には初回参加時に用具備品費用として年会費1000円を徴収しています。

メンバーが15人いれば、それなりにまとまった額になります。

余った分は次年度に繰り越しています。

これにより、単日で赤字になっても対応できます。

また、少し高い用具を購入する際にも役立ちます。

 


最後に


部費の徴収方法を決める際には、必ずみんなと相談して決めましょう。

また、必ず会計報告を年末にしましょう。

きちんと公開していれば、徴収方法の変更、臨時徴収にメンバーは快く対応してくれます。

 

会計に余裕がない場合は余計な支出は控えましょう。

試合・練習時のスポーツドリンク代などはカットすべきです。

HP運営が有料の場合は、無料のものに変えることも検討するべきです。

また、よほどの理由がない場合、ナイターは避けましょう。

ナイター費用は結構高いです。

 

おすすめしませんが審判代を削るとかなり部費は安定します。

 

会計管理はチームに事情によって勝手が違う部分もあるでしょう。

まずはご自分のチームの試合頻度、メンバーの参加頻度、そして支出状況をチェックしてください。

その上で、適切な部費徴収方法は検討してください。

 

今回ご紹介した方式やおすすめ方法を参考にして、若干の黒字会計を目指しましょう。

 

ぴーやま

ぴーやまです。 現在、草野球チームを運営中です。 野球は小4から高校(硬式)までやっておりました。 母校の監督(高校)を1年、コーチを1年経験しました。 数年前からチーム運営を引き継ぎました。 チームの建て直しに成功したものの、よく対戦するチームがいくつも存続の危機に・・・。 草野球の明日に不安を覚え、ブログを立ち上げましたw

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